2020年米大統領選で民主党候補の指名獲得を目指すマイケル・ブルームバーグ前ニューヨーク市長の陣営は、アイオワ州党員集会の集計を巡る混乱を受け、選挙広告費を倍増するとともに組織力の強化に乗り出した。陣営幹部によると、新たな市場に投資しているほか、ターゲット市場の広告費を直ちに増やす。3日にアイオワ州で行われた民主党の党員集会で結果発表が大幅に遅れたことを受け、ブルームバーグ氏は顧問ら対し、新たに資金を投入するよう指示した。広告調査会社カンタ-・メディア/CMAGによると、ブルームバーグ氏は昨年11月の出馬表明以降、全米のテレビ・ラジオに約2億5400万ドル(約280億円)、フェイスブックとグーグルに対しては4700万ドル以上の広告費を投じている。同氏は党員集会・予備選が行われる最初の4州には参戦しない。