米国防総省のクラウドコンピューティング契約をマイクロソフトが受注したことを不服として提訴している米アマゾン・ドット・コムは、ドナルド・トランプ大統領に法廷で証言させることを求めている。アマゾンは10日公表された申し立てで、創業者のジェフ・ベゾス最高経営責任者(CEO)に対するトランプ氏の偏見は「公式な記録となる問題だ。トランプ大統領は就任前から、自身が大統領になればアマゾンが『問題を抱える』ことになると選挙運動で約束していた」と指摘している。国防総省とホワイトハウスから今のところコメントは得られていない。契約額は向こう10年にわたり最大100億ドル(約1兆1000億円)規模になるとみられている。