米連邦地方裁判所がソフトバンクグループ傘下の米携帯電話サービス大手スプリントと同業TモバイルUSの合併を認める判決を下したことに対し、ニューヨーク州のレティシア・ジェームズ司法長官は上訴しない考えを明らかにした。これにより、両社の合併のハードルがまた1つ取り除かれた。  ジェームズ氏は16日に発表した声明で、「徹底的に分析した結果、ニューヨーク州は上訴しないことを決めた」とし、「その代わりに、消費者ができるだけ良い価格設定とサービスを受けること、州全体にネットワークが構築されること、州内に高賃金の雇用が創出されることを確実にするために、全ての当事者と協力することを望む」と述べた。