米大統領選の民主党指名候補争いに出馬しているマイケル・ブルームバーグ前ニューヨーク市長は、個人のソーシャルメディアアカウントに定期的に投稿したり、友人にテキストメッセージを送ったりする運動員をカリフォルニア州で数百人採用している。多額の費用が掛かるとみられるこうした活動は、3月3日のカリフォルニア州予備選を前に開始し、その後、全米で展開する可能性がある。事情に詳しい関係者の話や、ウォール・ストリート・ジャーナル(WSJ)が確認した資料で明らかになった。軍資金が豊富なブルームバーグ氏がまたも型破りな戦術を打ち出した形で、従来型の陣営組織とスポンサードコンテンツ配信の境界をなくす動きとなる。大半の陣営は支持者に対し、支持する候補についてソーシャルメディアに投稿するよう促すが、個人のアカウントで支持を表明してもらうためにこれほど多額の資金を拠出するのは異例だと専門家は指摘する。