デスクワークや外回りの営業、長時間の出張と、社内外どこでも活躍するビジネスパーソンには「足」の悩みがつきもの。疲れやニオイ、むくみと症状はさまざまだが、そんな悩みをはくだけで解決してくれる「高機能靴下」がにわかに注目を集めているという。高機能靴下をはくメリットや、悩み別に最適なアイテムを、フットケアサロン「aplicie」の主宰を務めるフットセラピストの大島道子さんに聞いた。(清談社 ますだポム子)

放って置けない“足のお悩み”
現代人はトラブルを起こしやすい?

五本指ソックス
五本指ソックスは足のむくみや疲れ軽減に効果あり。しかも、足のニオイも緩和されるという Photo:PIXTA

 足のトラブルを改善するため、優れた機能性を持つ靴下を着用する女性は多い。一方で男性は、さほど興味がないようで、商品そのものもそう多くはなかった。ところが最近ではレッグケアアイテムに興味を持つ男性が増えており、男性向けアイテムも増加しているという。

「女性は男性に比べて筋肉量が少ないので、これまで、冷えや足のむくみは、女性に多い悩みでした。それが最近は、オフィスワークの増加、運動不足などで筋力が衰えがちな男性が多く、女性と同様の足の悩みを抱える男性も増えてきています。ただ、なかなか自覚している人は少ないようです」

 働き方以外にも、ファッションの選択肢が広がったことも、足のトラブルに悩む男性が増えた理由の一つだ。

「昨今は、男女共に靴のバリエーションが豊富になり、オシャレの幅が広がっています。そうなると、デザイン性のみを重視して、靴の機能性やサイズは二の次という人も出てきます。しかし、サイズが合っていない靴は、あらゆる足の問題を引き起こしかねません」

 こうした足元のトラブルを放っておくと、思いがけない不調に見舞われることもある。

「ふくらはぎは『第二の心臓』と呼ばれるほど、全身の血流をつかさどる重要な場所です。歩行時にふくらはぎの筋肉がきちんと使えていると、心臓同様にポンプの役割を果たします。しかし、うまく使えていないと循環が滞り、むくみや冷え、疲れにつながってしまうのです。その結果、足だけでなく、体のだるさや不調を招き、ひどい場合には下肢静脈瘤を引き起こす恐れもあります」