汗のニオイを防ぐ食べ物とは?
身近な食べ物で、汗のニオイを防ぐことは可能です Photo:PIXTA

 連日のように猛暑が続き、外出した途端に滝のように流れる汗……。夏だから仕方がないけれど、それが得もいわれぬ悪臭を放つのは、ビジネスパーソンの身だしなみとして大問題! そんな汗臭に悩んでいる方におすすめしたいのが、「薬膳デオドランド」です。

 薬膳というと、「生薬を使った薬くさい料理」「専門店に行かなければ食べられない」と思われがちですが、そんなことはありません。

 薬膳の基本となる考え方は、とてもシンプル。中医学(中国の伝統医学)では、昔から「食事で体調を整える」という考え方があります。食材ひとつひとつには、すべて体に及ぼす作用があり、体調や体質に合わせてそれらを日々の食事に取り入れることで、体の不調を改善することができると言われています。私たちがふだん食べている野菜や肉、魚にも十分薬効があるのです。

 よって、生薬は不要。なおかつ、外食でも薬膳は実践可能です。今の自分の体調に合わせて必要な食材を取り入れればOK。コンビニのお総菜や、居酒屋のメニューを賢く選択することで、手軽に健康な体を目指すことができるのです。

汗臭に悩むあなたは「ヘドロ人間」かも!
体が重だるく、便のニオイが強い人は要注意

 中医学において、体は「気」「血」「水」の3つで構成されていると考えます。

「気」とは、体内のいたるところを巡るエネルギー。元気の源です。

「血」は、血脈の中を流れる液体。西洋医学の血液としての要素だけではく、全身に流れて体のすみずみにまで、栄養を与える液体と考えます。

「水」は血以外のあらゆる体液。内蔵、皮膚、髪を潤わせて、関節や骨髄にも入って動きをスムーズにする働きを持っています。健康を維持するためには、気、血、水に過不足がなく、全身をきちんと巡っていることが大切なのです。

 気、血、水が滞ると体調を崩すばかりか、体臭、口臭などの「ニオイ問題」も引き起こします。汗臭は「水の巡り」の悪さが原因。体内にたまった余分な水が気、血の巡りまで悪くしてしまうことによって起きるのです。中医学ではこの状態を「痰飲(たんいん)」と言います。

「痰」とは体内の過剰な水分が排泄されずに、長く停滞してしまうことによってできる、粘度が高い物質。よどんだ「ヘドロ」のようなものが、気と血の巡りを阻んでしまうのです。ようは「歩く排水溝」状態になっているということ! 汗がニオって当然です。