アマゾンのMBA採用に変化、新たな人材発掘を重視Photo:Reuters

【香港】新型コロナウイルスの感染拡大で中国発着便の運航停止が相次ぎ、世界の航空会社に打撃を与えている。中国の封鎖措置が長引けば、アジアの複数の航空会社は経営が傾きかねない状況だ。

 旅客数減少に起因する損失が予想される中、多くの航空会社が緊急措置を打ち出した。香港では、キャセイパシフィック航空が全従業員に対し、3週間の無給休暇を取得するよう要請した。香港航空は400人以上の人員削減に踏み切った。韓国航空2位のアシアナ航空も、数千人規模で従業員に無給休暇の取得を求めた。

 航空便運休の動きは中国を経由しない路線も対象になっている。豪カンタス航空は20日、香港とシンガポールへの便を削減すると発表した。カンタスはすでに、少なくとも5月末までは中国便を停止することを決めている。

 データ会社OAGによると、中国国内便の有効座席数は2月の第2週に前年同期比で63%減り540万席となった。こうした座席の多くは空席だった。

 国際民間航空機関(ICAO)の推計によると、航空業界では1-3月期に50億ドル(約5600億円)の売り上げが消失するとみられている。

(The Wall Street Journal/Trefor Moss)