今秋の米大統領選に向けた民主党候補の指名獲得争いで、黒人有権者の間でジョー・バイデン前副大統領の支持率が大きく低下し、バーニー・サンダース上院議員とほぼ並んだ。ウォール・ストリート・ジャーナル(WSJ)とNBCニュースの最新世論調査で明らかになった。民主党の予備選が人種的に多様性に富む州に移ろうとする中、バイデン陣営にとって懸念すべき結果となった。バイデン氏はこれまで黒人の支持率の高さを頼りにしていた。2019年のWSJ/NBC調査では、予備選で投票する予定だとした黒人有権者の半分程度が、バイデン氏を支持すると回答していた。だが今月の調査では、バイデン氏とサンダース氏は共に3分の1弱の黒人の支持を獲得した。
サンダース氏、黒人支持率でもバイデン氏に並ぶ=WSJ/NBC調査
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