ガロンヌ川沿いに発展した「月の港」ボルドー
ガロンヌ川沿いに発展した「月の港」ボルドー ©iStock

海外旅行ガイドブックの決定版『地球の歩き方』から、フランス・ボルドー観光の魅力をご紹介します。世界的に有名なワインの生産地ボルドー。ローマ帝国の属州であった時代から良港をもつ町として栄え、12世紀以降ワイン交易で発展しました。三日月形に湾曲したガロンヌ川沿いの「月の港」は世界遺産に登録され、今も町には古典様式の重厚な建築物が多く残っています。ワインだけでなく、その美しい町並みも楽しみましょう。(文/オフィス・ギア 写真/オフィス・ギア、©iStock)

ボルドーとは

フランス南西部に位置するボルドー
フランス南西部に位置するボルドー ©iStock

●ボルドーとは
 人口約25万人のボルドーはフランス南西部のヌーヴェル・アキテーヌ地域圏に属し、この地方の文化、経済の中心地です。ガロンヌ川沿いにある港町で、ワインの生産地として世界的に知られています。

カンコンス広場に立つ高さ43mのジロンド(派)の記念碑
カンコンス広場に立つ高さ43mのジロンド(派)の記念碑

 紀元前よりローマ帝国の主要な交易港として栄え、ワイン造りも始まりました。12世紀にイギリス領となってからは、ワインをイギリスに輸出することによって繁栄。18世紀には西インド諸島との中継貿易の拠点となったことで黄金時代を築きます。フランス革命時には革命の引き金となったジロンド派を生み出したり、モンテスキュー(1689-1755年)やモンテーニュ(1533-1592年)を世に送り出したり、と歴史的にも興味深い町です。