セーヌ川にかかるビル・アケム橋を通過する6号線とエッフェル塔
セーヌ川にかかるビル・アケム橋を通過する6号線とエッフェル塔 ©iStock

海外旅行ガイドブックの決定版『地球の歩き方』から、パリの地下鉄・メトロの乗り方完全ガイドをお届けします。パリの町歩きの基本は、まず地下鉄から。パリで地下鉄は「メトロ(Métro)」と呼ばれる市民の足。最初は少し戸惑うかもしれませんが、市内移動になくてはならない交通手段です。メトロを極めてパリをスイスイ移動しましょう。

パリのメトロ(地下鉄)について

パレ・ロワイヤル・ミュゼ・ドゥ・ルーヴル駅の地下鉄サイン
パレ・ロワイヤル・ミュゼ・デュ・ルーヴル駅の地下鉄サイン ©iStock

 パリのメトロは1900年のパリ万博に合わせて開業しました。2020年1月現在のメトロは1~14号線と3bis号線、7bis号線を合わせた16路線あります。3bis号線と7bis号線は、3号線または7号線が枝分かれして直通運転する路線ではなく、独立した盲腸線(本線から枝分かれし、その終点が他路線と接続せずに行き止まり駅となっている路線のこと)。全16路線の中で、もっとも最初に敷設されたのがポルト・マイヨとポルト・ド・ヴァンセンヌ間を結ぶ1号線です(現在あるラ・デファンス~ポルト・マイヨ間は1937年および1992年に延伸)。

アレクサンドル3世橋
メトロと同じく1900年の万博に合わせて架けられたアレクサンドル3世橋 ©iStock

 開業当初のパリ地下鉄は、パリ・メトロポリタン鉄道会社によって営まれていました。そのため「メトロ」という名前が地下鉄を表す代名詞になっています。1998年に開業した14号線を除き、現在あるメトロ路線のほとんとが第2次世界大戦より前に完成。戦後は運営母体を、新しく設立されたパリ交通公団(RATP)に引き継ぎ、現在に至っています。

「メトロポリタン」の文字
今も一部地下鉄駅の入口などに残る「メトロポリタン」の文字 ©iStock

 16路線のうち、1号線と14号線が無人の自動運転、ほかは有人運転です。始発は朝5時台、終電は1時15分です。金・土曜と祝前日は終電が1時間延びます。また日本の地下鉄と比べて、パリのメトロは駅と駅の距離が短く、徒歩でも移動できる距離にあることが多いです。