意外にも同僚からのモラハラも多いようです意外にも同僚からのモラハラも多いようです(写真はイメージです) Photo:PIXTA

モラルに反した嫌がらせを意味する「モラルハラスメント(モラハラ)」。職場の同僚から受けることも多く、中には気付かぬうちに被害を生んでいることもある。そんな「モラハラ同僚」の存在について、エピソードを募った。(取材・文/フリーライター 有井太郎)

知らないうちに
モラハラしていることも

 セクハラやパワハラなど、ハラスメント行為として問題にされるものは多い。そんな中、最近は「モラハラ(モラルハラスメント)」の被害を訴える声もよく聞かれる。

 モラハラとは、モラルに反した嫌がらせのこと。「いじめ」なども、それに当たるといえよう。そして、モラハラは職場で横行しているケースが多い。

 職場といえば、パワハラに悩む人もいるだろう。モラハラとパワハラの違いは、仕事上の立場を利用しているか否か。パワハラは、地位や取引上の関係を利用して、優位な立場の者が精神的・身体的な苦痛を与えることである。

 一方、モラハラはそういった関係性なく行われるものといえる。

 関係性が利用されないからこそ、職場で起こるモラハラは上司や取引相手というより、同僚から行われているケースが多々ある。また、モラハラを行った相手が気付いていないことも少なくない。知らぬ間にモラハラが発生している可能性もあるのだ。もちろん、意図的にモラハラをしているケースもある。