検査は他人の迷惑になりかねない

 検査には人手がかかるので、1億人を検査するには長い時間がかかる。それなら、重症者から先に検査をすべきであろう。軽症者の検査をしている間に重症者の容体が悪化してしまうリスクを避けるためである。

 また、101万人もの陽性者を隔離する施設はおそらくないだろう。その場合、先に検査を受けて陽性になった人から隔離していくと、重症者が検査を受けて陽性になっても、隔離施設も治療してくれる病院も「すでに軽症者を受け入れてしまったので満員だ」という状態になりかねない。

 したがって、重症者の検査と隔離が終わり、検査官にも隔離施設にも余裕がある場合に限り、軽症者や無症状者の検査を認める、というのが国として合理的であろう。軽症者が安易に検査を受けることは、重症者を邪魔することになりかねないのである。

 軽症者は隔離せずに自宅待機させるのであれば、隔離施設は不足しないのかもしれないが、それでも陽性者が自宅にいれば、周囲に多大な迷惑と心配をかけることは間違いないのだから。

 ちなみに筆者は、医療や新型肺炎には全く詳しくない。それでも以上のことから、やみくもに検査を受けるよりも政府の方針が正しそうだと考えているが、いかがだろうか。

 末筆ながら、新型肺炎で亡くなった方のご冥福をお祈りする。また、罹患されている方々には、お見舞い申し上げると共に、各位の一刻も早い回復をお祈りする次第である。