
塚崎公義
本連載の打ち合わせ中、担当編集者が「資産を銀行預金で持つのがよくないことは分かります。預けていても全然増えないことも。でも、額面より減ることはないから損もしない。投資なんて面倒だしよく分からないという人が『銀行預金のままでいい』という気持ちも分かるんです」と言い出した。しかし、この認識は間違っている。銀行預金はリスク資産なのだ。銀行預金の何が危険なのか、投資の初めの一歩としてお勧めなのは何かについて解説しよう。

就活を終えた大学生は、その後勉強しない人が多いようだ。だが、学生の本分は学業であり、人生において学業に専念できる貴重な時間でもある。内定が出た後にも、学生が学び続けるよう促す制度を作ってはどうか。今回はその点について考えてみたい。

食べ放題の店は、たくさん食べる“大食い客”が多く来るが、それでも儲かっている。そのカラクリを解説していこう。

新型コロナ対策として「ゼロゼロ融資」による企業支援が行われた。それにより、いわゆる「ゾンビ企業」を延命させることになったが、それは日本経済にとってどんな影響があったのか。改めて考えたい。

円安傾向が続いている。値動きが早すぎるのは問題だが、1ドル150円でも、貿易収支が赤字なら行き過ぎた円安とはいえないのではないだろうか。今日はその点を論じたい。

日本では労働力不足が課題と言われている。労働力不足という言葉は、困ったことのように聞こえるが、企業経営者にとっての課題なのであって、労働者にとっては望ましいことともいえる。そうした視点から労働力不足のメリットについて考えてみたい。

東京への一極集中は、さまざまな点で問題だが、特に災害時のことを考えると策を講じる必要があるだろう。そのために、首都圏に住むメリットを減らしよりデメリットを増やす、というのも一案ではないだろうか。

災害に弱い危険な所に住んでいる人は少なくない。もちろん、その人たちがそこに住んでいるのには理由があるのだろうが、行政側には、転居や建て替えを促すインセンティブを検討するなどの対策も求められる。では、どのような施策が有効なのだろうか。

参院選は与党勝利で終わり、今後は増税が議論されるようになるかもしれない。増税トピックスの一つである「金融所得課税」について詳しく解説するとともに、提言を行いたい。

選挙の公約に消費税減税を掲げる政党は少なくない。消費税は人気がなく、選挙民へのアピールとして消費税減税を訴える気持ちは理解できるが、景気対策として一時的に消費税を減税するのは愚策だ。なぜそういえるのか、解説しよう。

参院選投票日が7月10日に迫っている。若者の投票率が低いと言われ続けているが、若者は誰に投票すべきかわからなくても投票に行くべきだ。若者が投票することで、シルバー民主主義を防ぐことができ、投票すること自体に意義があるといえるからだ。詳しく解説しよう。

インフレが生活を脅かし、金融市場を揺るがしている。しかし、今後のリスクシナリオとしては、スタグフレーションにも注意が必要だ。詳しく解説しよう。

日銀の物価目標である消費者物価上昇率2%は、東京都区部でも全国でも5月には到達する見込みだが、「達成」とはいえないのではないだろうか。詳しく解説しよう。

JR西日本が赤字ローカル線の収支状況を公表した。ローカル線の状況が苦しいのは、ここだけにとどまらない。赤字ローカル線を存続させるのか、廃止してバスなどに代替させるかを、国民的に議論すべき時に来ているのではないだろうか。

今のところ、世界的に株価が好調のようだ。しかし、ファンダメンタルズはリスク満載であり、楽観は禁物である。どういうことなのか、詳しく解説しよう。

物価変動を考慮すると円相場が50年ぶりの円安となっている。今の円安が行き過ぎだから元に戻るだろう、と考えるのは危険だ。その理由を説明しよう。

ロシア経済が西側諸国による経済制裁の影響から混乱し始めているようだ。今後、ロシアがハイパーインフレになれば、お金で物を売買するより物々交換をしたほうが良いと考える人が出てきてもおかしくない。しかし、それは大層不便なものだ。なぜそういえるのか、解説しよう。

株価の動きを予想するのは非常に難しい。投資初心者が「今は買い時だ」などと考えること自体、自信過剰の表れともいえるのだ。自分だけの判断で初心者が株価を予想すると、悲惨な結果が待っている。

株式投資で大もうけを狙う際に重要なのは「大化けする銘柄」を買うことだ。だが、それ以上に重要なことがある。大もうけの秘訣(ひけつ)を伝授しよう。

物価変動を考慮すると、円相場が50年ぶりの円安となっている。しかし、これにはメリットもデメリットもあるので、日本経済全体として困った事態とは思われない。なぜそういえるのか、解説しよう。
