しかし、オセンは高値でも780円である。ネタもそこらの食品スーパーや持ち帰り寿司店と比べてもまったく遜色がない。

カップ麺に見る
絶妙な値付け方法

 カップ麺も絶妙な値付けだ。多くの激安スーパーでは、ナショナルブランド(NB)商品も販売されているが、NB商品はさして安くしていない。セカンドブランド、B級品の低価格で安く見せるように印象付けているところも多い。

 例えば、日清食品のカップ麺の場合、トップブランド「カップヌードル」に対し、麺量を減らして低価格で販売できる同じ日清食品のセカンドブランド「スープヌードル」を大量に陳列したりして安さを演出する。

「スープヌードル」といっても、日清のセカンドブランドと知っている人は少ないだろう。

 オセンでは同じ日清食品のカップ麺でも選ぶ商品が違う。

 誰もが知っている「出前一丁」ブランドのカップ麺を89円で販売しているのだ。この商品は多くのスーパーでは通常150円前後の価格が付けられている。特売でも100円を切ることはほとんどないだろう。

 B級品やセカンドブランドで安く見せず、NBの比較的売れ筋の商品を大量に販売することで、“NBすら安く見える”という演出をしている。

 一方、NBでもあまりシェアを持っていないカテゴリーでは、地元メーカーの商品やNBではない商品を並べ安く販売し、粗利を稼いでいるとみられる。