新型コロナウイルスの感染拡大が落ち着きつつある韓国では、一定の対人距離を確保する「ソーシャル・ディスタンシング」戦略の解除後へと焦点が移りつつある。韓国当局者は「ソーシャル防止措置」と題した新たな指針を導入し、来月にも正常化に向けた取り組みを開始する準備を進めている。構想では、学校は再開されるが、生徒間の距離を確保するため席をジグザグ配置とし、体温検査も実施する。レストランには、営業再開前に顧客の間に仕切りを設置することを義務付ける見通しだ。ある保健当局者によると、医療専門家や政府当局者、市民団体らで構成される新組織がコロナの脅威と日々の生活を「調和する」ための指針を策定する。来週にも勧告の内容が公表される予定だ。