米自動車大手ゼネラル・モーターズ(GM)の幹部は先週、ドナルド・トランプ大統領が人工呼吸器の生産を巡って同社を批判したことに仰天した。同社の見解を知る関係者によると、幹部らは大統領に不当な標的にされたと感じた。新型コロナウイルスの感染患者が使えるように、GMは人工呼吸器メーカーと協力し、1000人超の従業員と100社近い自動車部品メーカーを動員して生産に乗り出していた。GMは役目を果たすために3月半ばから奮闘してきたと説明している。トランプ氏は27日、生産計画に不満を示し、GMと提携先の医療機器メーカー、ベンテック・ライフ・システムズが生産を加速させられるとの見方を示した。3月19日夜、GMのエンジニア4人と北米製造主任がデトロイトからシアトルへ向かう飛行機に乗り込んだ。
GMの人工呼吸器生産、時間との闘い
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