新型コロナウイルスの感染拡大に伴い、東京都をはじめとするいくつかの地域では外出自粛要請が出されました。家にいる時間が長くなる中、運動不足に陥ったり、食事が偏ってしまったりすることに注意が必要です。今回は、調理師免許と管理栄養士の資格を持ちながら、パーソナルトレーナーとしてトレーニング指導にもあたる西巻草太氏が、自宅での食事で気を付けるべきポイントや、自宅でできる簡単なトレーニング方法を紹介します。
自宅ごはんのワンパターン化が
体力と免疫力を下げる要因に
新型コロナウイルスの感染拡大を受け、スポーツジムが閉鎖されたり、閉鎖されていなくても利用を控えたりしている人も多いと思われます。また、在宅ワークが推奨されていることもあって、通勤や社内外での移動などの日常的な身体活動が少なくなり、ビジネスパーソンの運動不足が深刻化しています。さらに、外出そのものの自粛を呼びかける声も高まり、いまは多くの人が以前と比べて自宅で過ごす時間が増えているはずです。
すると、どうしても食事がワンパターンになりがちです。この傾向は、ただ単に「同じような食事に飽きてしまう」という問題では済みません。食事がワンパターンになると、運動不足に加え食事の栄養バランスが乱れてしまい、体力や免疫力も低下してしまうからです。そんなことでは、新型コロナウイルスに感染するリスクだって高まってしまいます。
こんな時期だからこそ、自宅にいても体力や免疫力をしっかりと高められるような食事を意識してとり、可能な限りのトレーニングをしてほしいと考えています。