米マイクロソフトの共同創業者ビル・ゲイツ氏は、新型コロナウイルス対策で最も高い効果が期待できるワクチンの開発を支援するため、自身が共同代表を務めるビル&メリンダ・ゲイツ財団を通じて工場7カ所の建設に数十億ドルを拠出すると明らかにした。ゲイツ氏は2日にテレビ番組に出演し、新型コロナウイルスのワクチン開発を進める製薬メーカー7社と工場建設で連携すると発表。「この中から選ぶのは多くても2つほどになるが、ワクチンの有効性を判断してから工場を建設するのは時間の無駄になるため、7つ全ての工場建設を支援する」と述べた。ビル&メリンダ・ゲイツ財団の担当者から今のところコメントは得られていない。同財団は3月、新型コロナウイルス感染症の治療薬開発に1億2500万ドル(約136億円)を支援すると発表していた。