遠隔会議サービスの米ズーム・ビデオ・コミュニケーションズの最大の強みは、同時に最大の弱点でもある。「ズーム」は今では動詞になった。新型コロナウイルスのパンデミック(世界的な大流行)を受けて、ズームは法人相手の人気ハイテク企業から、どの家庭でもおなじみの存在へと大変身を遂げた。ヨガのインストラクターから医者、暇を持て余した10代の若者まで、今では誰もが「ズーム中」だ。同社の大躍進をうかがわせる出来事があった。ズーム創業者で最高経営責任者(CEO)のエリック・ユアン氏は4月1日、ブログへの投稿で、1日当たりの会議参加者が昨年12月末時点の1000万人から3月時点で2億人以上に急増したと明らかにしたのだ。
コロナで大流行のズーム、急成長には責任伴う
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