中国政府が新型ウイルスの震源地となった湖北省武漢のロックダウン(都市封鎖)を解除した8日、米国では新型コロナウイルス感染例が40万人近くに達した。1月23日から続いていた省都・武漢の封鎖措置は8日午前に解除され、当地と中国の各主要都市とを結ぶ列車や航空便の運航が再開された。住民1100万人は、健康状態が確認された後は自宅を離れて移動できるようになった。中国保健当局が報告した同国内の新感染者は62人で、3人を除き全て海外からの帰国者だった。ジョンズホプキンス大学がまとめたデータによれば、全世界の感染者数は140万人、死者数は8万2000人をそれぞれ超えた。感染者数が最も多いのは引き続き米国で、ほぼ40万人に達した。