米連邦準備制度理事会(FRB)のジェローム・パウエル議長は9日、商業活動の一時的あるいは恒久的な閉鎖が金融市場と経済の崩壊につながるのを防ぐため、緊急対策用の融資権限を積極的に活用していると述べた。  パウエル氏はブルッキングス研究所主催のオンライン会合向け準備原稿で、「揺るぎない回復への道にあると確信できるまで、引き続きこうした権限を力強く、先制的かつ積極的に活用していく」と表明した。  ただ、こうした権限には限度があると強調。