米海軍作戦部長のマイケル・ギルデイ大将は9日、解任された原子力空母「セオドア・ルーズベルト」のブレット・クロージャ―艦長に関し、内部調査の結果が明らかになれば現場に復職する可能性もあると明らかにした。クロージャ―氏は新型コロナウイルスへの対応で支援を求めたことを理由に解任されていた。ギルデイ氏は「調査を検証する中で、いかなる選択肢も排除しない。それが私の責任だと考えている」とした。セオドア・ルーズベルトは艦内で新型コロナウイルスの感染が拡大し、現在は416人の乗組員が治療を受けている。そのうち1人は9日に意識不明の状態で見つかり、集中治療室に移っている。クロージャ―氏は3月30日に艦内での感染拡大に関するメモをまとめ、上司などに支援を要求。その後、トーマス・モドリー前海軍長官代行によって解任された。そのモドリー氏も空母の乗組員へのスピーチでクロージャ―氏を激しく非難したことが原因で、8日に辞任している。
解任された米原子力空母艦長、復職の可能性も=海軍作戦部長
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