米アマゾン・ドット・コムは、倉庫従業員の少なくとも3人を解雇するとともに、複数の従業員を戒告処分とした。これらの従業員は待遇改善を求めたことに対する不当な措置として反発する一方、アマゾン側はこれを否定している。これら現・元社員らは、新型コロナウイルス感染拡大による都市封鎖措置で、急増するネット通販受注への対応で貢献したにもかかわらず、待遇改善を求めたことでアマゾンに報復されたと訴えている。彼らは労働組合に加盟していない。アマゾンは、解雇は待遇改善要求とは無関係だとして、こうした見方を否定。「ソーシャルディスタンス(一定の対人距離確保)」措置など安全ルールの違反や同僚への嫌がらせなど、内部規定を破ったことが解雇や戒告処分の理由だと説明した。