やりたいことがない人は、どうしたらいいの? そもそもやりたいことって、なに? そんな問いを持って考え続けた「思考の型」が満載のエッセイ集『世界は夢組と叶え組でできている』が2020年3月19日、発売されました。著者の桜林直子さん(サクちゃん)は、富ヶ谷でクッキー屋「SAC about cookeis」を経営し、noteで人気を集める書き手。
自身は、やりたいことがない人=「叶え組」で、やりたいことがある人=「夢組」の力になれると言います。
発売日前日には、夢組でもあるライターのカツセマサヒコさんとnoteのオンラインイベントで、“夢組×叶え組対談”が実現。その内容をお届けします。
自分は夢組?叶え組? 過去を整理して自分を知る「自己分析本」
カツセマサヒコ(以下、カツセ): どうも、夢組のカツセマサヒコと、
桜林直子(以下、桜林): 叶え組の桜林直子です〜
カツセ: 完全に「#夢組と叶え組」ってユニット名みたいになってる(笑)。
桜林: 実際に私たち、夢組と叶え組ですもんね。
カツセ: 『世界は夢組と叶え組でできている』が発売になりましたね。ー拍手ー 本になったのは、noteがバズったのがきっかけですよね。
桜林: そうですね。2年前に書いたものですね。
カツセ: 2年も何をやっていたんですか?(笑)
桜林: いや、ずっと考えてたの。書きながら。本のタイトルにもなったこのnoteは入り口で、そこからどこに行き着くかわからないまま、考え続けてました。
カツセ: なるほど確かに。読めばわかるんですけど、「夢組」と「叶え組」って初めて聞く言葉だけど、自分はどっちだろう?と考えさせられる力があるんですよね。
桜林: 一応説明すると、夢組は、やりたいことがあって、夢や目標に向かって行動できる人。叶え組は、やりたいことがないけれど、夢組をサポートできる人で、私もそのひとり。
カツセ: 思わずツイートしたんですが、この本は「やりたいことがないから、何をやればいいかわからない」って人に向けた「自己分析本」ですよね。就活のための自己分析とかではなく、もっと助走期間が長い、人生ずっと考え続けなくちゃいけないことについての問いが書いてある。
桜林: そう、答えは書いてない。若い人たちが未来を考えるだけではなくて、30代〜40代がこれまでを振り返って、過去を捉え直すのにも使えると思います。
カツセ: 過去を整理して、自分を知るきっかけにもなりますね。
桜林: 年齢もそうだけど、その人が置かれている状況や抱えているものなど、読む人によって感じ方が違うんじゃないかと思うので、感想を聞くのがすごくたのしみ。感想というか、自分の話をしたくなるんじゃないかな。そういう本です。