米国は、中国政府があらゆる核実験を禁止する国際条約を厳格に順守していると主張しているにもかかわらず、爆発力を極めて低く抑えた極秘の核実験を実施している可能性があると懸念している。国務省が公表予定の新たな軍縮報告で明らかになった。  報告書は中国が条約順守の約束に違反している証拠を示していないものの、あらゆる規模の核実験を禁じる「ゼロイールド」に中国政府が順守していない可能性について「懸念を想起させる」一連の行動を指摘している。  懸念の根拠となっているのは、新疆ウイグル自治区のロプノール実験場で急速に進む活動状況だ。