米海軍の原子力空母「セオドア・ルーズベルト」で新型コロナウイルスの集団感染が3月に確認された件を巡り、軍当局者らは、ベトナムに寄港したことではなく、着艦した航空機の乗組員が感染源になったとの見方を強めている。空母はアジアに展開中だったが、集団感染を受けてグアムに寄港。現在は600人以上の乗組員に新型コロナウイルス感染症(COVID-19)の陽性反応が出ているほか、41歳の上等兵曹が死亡した。空母に着艦した航空機の乗組員が感染源だったとすれば、寄港回数を制限する海軍の判断だけでは新型コロナウイルスの感染を阻止できないことになる。軍当局者によると、空母には5000人近くの乗組員が搭乗していたが、ウイルス感染が判明したのは3月24~25日で、ベトナムのダナンに寄港(3月4~9日)してから2週間以上が経過していた。
米空母の集団感染、着艦した航空機の乗組員が感染源か
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