また、マスクなど新型コロナの感染防止や治療に必要な部材の供給支援についても、取り組んでいくことを明らかにした。

リーマンショックの
悪夢が再来か

 すでに豊田自工会会長は3月の定例会見で「コロナ禍はリーマンショックを超える打撃を自動車産業へに与えそうだ」との見方を強調していた。

 リーマンショック時、自動車は世界的な需要の「蒸発」に見舞われ、日本の自動車産業も多大なダメージを受けた。

 2009年3月期連結決算では、トヨタは4370億円の損失を出して赤字転落。日産自動車もゴーン体制になってから初めて赤字となり、マツダ、スバルも加えて4社が赤字、ホンダは赤字を免れたが大幅な減益となった。

 同年6月に豊田章男氏が社長に就任した際に「どん底からのスタート」と自ら述べていたことが、強く筆者の印象に残っている。間もなく12年目に入る豊田章男体制は、今回のコロナショックをどう乗り切るのだろうか…。

 今回、日本の自動車業界がリーマンショックを上回る打撃を受けることになると、自動車メーカーから部品メーカー、車体メーカー、さらにはディーラーやトラック輸送業界、タクシー業界に至るまでクルマ関連業界全体に危機が及ぶことになる。