ジョー・バイデン前米副大統領の選挙陣営は15日、候補者から独立した政治資金団体「スーパーPAC(政治活動特別委員会)」について、オバマ前政権時代に設立されたリベラル系の「プライオリティーズUSA」を軸に活用していく考えを示唆した。バイデン氏の支持者が昨年、別のスーパーPAC「ユナイト・ザ・カントリー」を設立していたが、これで有力支援者はどこに献金したらよいかが明確になり、バイデン氏が民主党の献金基盤の主導権を握る中で重要な一歩ともなった。バイデン陣営はウォール・ストリート・ジャーナル(WSJ)に対し、プライオリティーズUSAは有効性が証明された組織であり、「打倒トランプ」に向けて行っている活動は極めて重要との見解を示した。