コロナクレジットカード払いを増やすことで、家計が一層悪化する恐れがあります(写真はイメージです) Photo:PIXTA

まずは受けられる支援制度をチェック
クレジットカード利用や借金に注意を

 新型コロナウイルスの影響による経済状況の悪化で、収入が減ったり、失業してしまったりという方がとても増えています。そんななか、より安定した暮らしを送るにはどうすべきかを考え、これまでにある給付制度や新しくできた支援制度を駆使し、収入を可能な限り維持しようとする動きも出ています。最近ニュースになったあるタクシー会社の従業員一斉解雇も、そういった動きの一つでしょう(ただし、これは問題の多いやり方でした)。

 収入がなくなった、または収入が減って生活が困難になった人には、「支援金、助成金」が頼りです。一時的に借り入れができるもの、給付を受けられるものが複数あります。自分が該当するものがあるか、該当するのであればすぐに申請できるよう、今のうちに情報を整理しておきましょう。

 そうした情報がわかりやすくまとまっているサイト、例えばNHKのサイトなどで確認されるとよいと思います。

 ここで併せて考えておきたいのは、このような支援を受けて生活を維持するだけでなく、感染拡大が収束した後にも生活が維持できるような準備についてです。

 例えば、給付金などは一度きりなのか、複数回申し込めるのかという点がまだわかりませんが、金額に限りがありますから、それを長持ちさせる暮らし方をしなければなりません。また、国が準備する小口の借り入れを利用するなら、いずれ返済しなくてはいけません。