米ニューヨーク州当局者は22日、新型コロナウイルス危機への対策として実施された事業活動の規制を緩和するのに備え、大規模な検査プログラムを導入すると述べた。マイケル・ブルームバーグ前ニューヨーク市長は、市内や近郊で感染者と接触した人を地方自治体などが追跡するプログラムの設計や立ち上げを支援するため、1000万ドル(約11億ドル)超を提供する。ニューヨーク州のアンドリュー・クオモ知事が明らかにした。クオモ氏は記者会見で「ウイルスは管轄区の境界線で止まるわけではない」と言明。新たな「追跡部隊」に数千人の人々が加わり、感染者の経路を調査して、接触者が自主隔離する必要があるかどうかを判断すると述べた。州当局によると、これまでにニューヨークの住民25万7000人余りが感染し、21日には新たに474人が死亡。確認された死者は累計1万5302人に上っている。感染者や死者の大半はニューヨーク市内で発生している。
NY州、コロナ大規模検査へ準備着々 「追跡部隊」も
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