世界の多くの場所でロックダウン(封鎖)措置が敷かれる中、日常生活が仮想空間に場を移し、インターネット利用者はこれまで以上に多くの時間をスクリーンの前で過ごしている。データセンターは需要増に対応するためインフラを増強しており、関連事業がその恩恵を受けている。韓国のサムスン電子やSKハイニックス、米マイクロン・テクノロジーなどの半導体大手はこの動きを歓迎している。マイクロンは12-2月期(第2四半期)の売上高が減少したものの、データセンターの需要が寄与し、事前予想レンジの上限近くに達した。SKハイニックスはサーバー需要が追い風となり、1-3月期(第1四半期)は半導体の平均販売価格が若干上昇した。米半導体大手インテルは先週、データセンターの売上高が1-3月期(第1四半期)に43%増加したと明らかにした。CPU(演算処理装置)の需要がけん引役となった。リモートワークのためパソコンを購入する消費者が増えた、パソコン向けプロセッサーの需要も伸びたという。
コロナでネット利用が急増、半導体メーカーに追い風
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