米政府は、「最悪の事態」への備えとして、新型コロナウイルス対策で10万個の遺体袋を発注した。ジョンズ・ホプキンス大学のデータによると、先週遺体袋が発注された時点で、米国での新型コロナによる死者数は5万8000人を超えていた。ドナルド・トランプ大統領は27日、米国での死者数は6万~7万人となる恐れがあるとの見方を示した。時を同じくして、一部の州知事は、感染率の低下傾向を踏まえて経済活動の再開に動いた。政府の契約データによると、米連邦緊急事態管理局(FEMA)は4月21日に遺体袋10万個を発注した。5月4日に納入される予定だ。FEMAの広報担当は、対策が始まった当初から「最悪のシナリオ」を想定して準備をしていると述べた。
米政府、遺体袋10万個を追加発注 最悪のケースに備え
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