【ワシントン】米国人の婚姻率が過去最低に沈んだ。経済への不安や社会通念の変化が背景にあるとみられている。  29日公表された米国立衛生統計センター(NCHS)の報告書によると、婚姻率は2018年に6%低下し、新規の結婚は1000人中6.5組となった。これは同センターが統計の収集を開始した1867年以降で最低の水準だという。NCHSで報告書の策定を指揮したサリー・カーティン氏が明らかにした。  同氏は「ミレニアル世代は現在20~30代と結婚適齢期にあるが、それでも婚姻率は下がっている」と述べた。