米著名投資家ウォーレン・バフェット氏による今年の「資本家のウッドストック」は事実上、中止に追い込まれた。これは地元オマハ経済にとって打撃だ。ネブラスカ州最大の都市オマハには、バフェット氏が率いる投資会社バークシャー・ハザウェイの年次株主総会に合わせ、毎年数万人が押し寄せる。地元のホテルやレストランはバークシャーの信奉者で埋め尽くされ、会場ではバークシャーの傘下企業などが商品を販売する。だが今年は2日開催の総会は、新型コロナウイルスの感染防止のため、株主は出席が禁じられ、バフェット氏の発言は動画を通じてライブ配信されることになった。オマハ経済への打撃は大きく、地元の観光局は株主総会の中止だけで経済損失が推定2130万ドル(約24億6000万円)に上ると試算している。
コロナで「バフェット詣で」中止、地元オマハ打撃
有料会員限定
あなたにおすすめ