決算報
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新型コロナウイルスの感染拡大に伴うリモートワークの普及で、企業向けクラウドサービスの躍進が続く。アマゾン・ドット・コム、マイクロソフト、グーグルの米クラウド3強のクラウド事業は右肩上がり。2020年1〜3月の3社の設備投資額は160億ドルを超え過去最高を更新した。(ダイヤモンド編集部副編集長 大矢博之)

Microsoft Teamsの利用者は7500万人に
Google Meetは1日300万人増

 「COVID-19は仕事と生活のあらゆる面に影響を与え、この2カ月で2年分のデジタルトランスフォーメーションが起きた」――。

 4月29日(現地時間)、米マイクロソフトの決算会見。冒頭のように述べたサティア・ナデラCEO(最高経営責任者)が、その象徴として紹介したのはビデオ会議システム「Microsoft Teams」だった。直近のTeamsのユーザーは7500万人。6週間前の4400万人から7割近く増えたのだ。

 同じく自社のリモートワーク製品をアピールしたのは、4月28日に決算会見を開催した米グーグルの親会社、アルファベットのスンダー・ピチャイCEOだ。ピチャイCEOはビデオ会議システム「Google Meet」について、「毎日約300万人の新規ユーザーを獲得しており、1月から30倍増加した。1日に1億件以上の会議が開催されている」と強調した。

 新型コロナウイルスの感染拡大を受け、世界中でリモートワークの導入が進む。このことは、企業向けクラウドサービスを手掛ける米アマゾン・ドット・コム、マイクロソフト、グーグルの“クラウド3強”にとって追い風だ。実際に3社の2020年1〜3月期のクラウド事業の業績は右肩上がりとなっている。