世界中で空の便が大量に欠航しているため、各地に生鮮食品や郵便物や製品を送るための料金が上昇している。  国際航空運送協会(IATA)のデータによると、新型コロナウイルスのパンデミック(世界的大流行)前には、航空貨物の半分以上は旅客機が輸送を担っていた。旅客機側から航空貨物に補助金が支払われているような状態で、航空会社は貨物スペースの約3分の1を手紙、小包、商用品に割いていた(業界誌エアクラフト・コマース調べ)。  現在は旅客が減り、航空貨物の料金が3倍に跳ね上がるなど急上昇しているため、送り主は届くまでの時間か料金かの二者択一を迫られている。