違反者数は2015年3月期までは毎年10万人以上に上り、今も一時停止違反に次ぐ2番目の多さである。

 原チャリで違反が多いのは、最高速度と一時停止のほか、信号無視、通行禁止の違反も目立つ。

 とはいえ、保有台数に占める違反件数比率でみると、一時停止、信号無視、通行禁止の3つはほぼ横ばいの一方、実は最高速度違反の数は2.3%から1.2%へと減っている。

 いずれにせよ、原チャリの違反が多い背景には、先述の3つの枷に加え、実技もなく手軽にとれるゆえの知識や技能の不足、さらにそうした実情を踏まえた警察の目の厳しさというのもありそうだ。

 では、排気量126cc以上の大型・普通二輪車の違反状況はどうなっているのか。

 違反件数が大幅に減っているのが、最高速度違反だ。

 2011年3月期の5万9590件から、2019年3月期には2万7122件と、実に5割以上も減少している。

 通行禁止も違反件数はほぼ半減。そのほかの違反についても、積載運転を除けば、すべて減少している。

 また、保有台数に占める違反件数比率をみても、総じて減少している。

 これらの数値を見る限り、大型・普通二輪車の利用者は年々、交通ルールを守って運転するグッドライダーが増えているようだ。