気がめいるようなコロナウイルスのパンデミック(世界的大流行)にひとつ明るい側面がある。かつてどの企業も試みなかったことをアマゾン・ドット・コムが試しているのだ。それは、パンデミック中に外出を規制された米国人3億2500万人に生活必需品を届けながら、自社従業員50万人の安全を維持することだ。しかし、一部の政治家は同社をスケープゴートにしようとしている。確かに、アマゾンは過ちを犯した。ニュースサイトのビジネス・インサイダーは4月23日、ニュージャージー州の倉庫で働く従業員30人以上が新型コロナウイルス感染症に感染したと伝えた。それ以前にも、米各地のアマゾン倉庫での案件について報道が相次いでいた。従業員4人がコロナウイルスで死亡したと報じられた。同社はまた、パンデミック中に会社の方針を批判したとして少なくとも4人を解雇した。バーニー・サンダース上院議員(バーモント州)はこの解雇を「常識外れ」と呼んだ。イルハン・オマル下院議員(ミネソタ州)は「アマゾンは労組組織者に報復しているうえ、従業員に基本的な防護具を提供することを拒否している」とツイートした。
【寄稿】アマゾンのパンデミック成功物語
進歩主義者や労組関係者は批判するが、アマゾンは雇用を増やし生活必需品を配送している
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