――筆者のショーン・ヒギンズ氏はコンペティティブ・エンタープライズ研究所のリサーチフェロー ***  気がめいるようなコロナウイルスのパンデミック(世界的大流行)にひとつ明るい側面がある。かつてどの企業も試みなかったことをアマゾン・ドット・コムが試しているのだ。それは、パンデミック中に外出を規制された米国人3億2500万人に生活必需品を届けながら、自社従業員50万人の安全を維持することだ。しかし、一部の政治家は同社をスケープゴートにしようとしている。  確かに、アマゾンは過ちを犯した。