レット・ケナジー氏(44)と高校時代からの友人は最近ある計画を思いついた。スクールバスの大きさの金属製タンクを数百個レンタルし、それを満杯にすれば、約27万バレルの原油を蓄えられるというのだ。  2人のほかにも原油価格急落でひともうけしたいと狙う起業家精神あふれる人たちは大勢いる。原油需要は減退する一方で、企業がその保管場所にも事欠く中、彼らは相場反発を待つ間、石油をどこにため込むべきかと思案を巡らせる。洞穴や廃・巨大プールなどアイデアは尽きない。