「巣ごもり消費」で月70万円!過剰な不安で爆買いする夫婦の危うさ
巣ごもり消費で支出が激増してしまった人もいるようです Photo:PIXTA

 新型コロナウイルスにより、多くの人が不安を抱えています。しかし、その不安が過剰になると、家計に大きな影響を与えることもあります。よく話題になる「巣ごもり消費」の程度が大きくなり、収拾がつかなくなってしまうのです。家計相談でも、3月の一斉休校の頃からこのような人がちらほらと目立ち始め、外出自粛生活が長引く今では、かなり多くなってきていると実感しています。

食費は2倍!「巣ごもり爆買い」で
1カ月の支出は70万円に……

 定期的に家計相談に来られる会社員のSさん(50)。いつもは専業主婦の妻(45)と一緒に来社されますが、今年の2月くらいからオンラインでの相談に切り替えました。妻や5歳の子どもなど、家族に感染するリスクをできるだけ避けたいという理由からです。Sさん自身の仕事も在宅勤務に切り替わっており、あえて外出する必要がありません。

 このようにできる範囲で外出を避け、感染リスクを小さくすることは、今とても大切なことです。ただSさんのご家庭では、この自粛に重きを置く生活が不安を過剰に抱えた暮らし方に変わり、家計が大変な状況に陥っています。

 Sさんの毎月の手取り収入は約50万円。比較的、裕福といえる暮らし方でついつい出費がかさみ、常に家計はメタボ気味です。貯金は400万円ほどあるようですが、収入の割には少ないと感じており、貯金を増やすことが目標でした。

 ですがコロナ禍の自粛生活が続く今、Sさん一家の1カ月の支出は約70万円に上っているといいます。支出を減らすはずが、逆に増えてしまっているのです。その原因は「巣ごもり」による過剰な出費にありました。