料理家が実践する、「簡単・映える・太らない」調理と食事の習慣とは? Photo:PIXTA

 今回インタビューをしたのは、20冊を超えるレシピ本を出版している人気料理家・フードコーディネーターの星野奈々子さん。自宅で料理する機会が増える中、簡単で見た目も満足できるお料理を作るコツ、そして、普段から在宅での試作・試食といったお仕事が多い星野さんがどうして体形を維持できているのか、食事で気を付けていることを教えていただきました。

忙しくても3食自炊の秘訣は
ありもので作る“覚えやすい”レシピ

星野奈々子 料理家・フードコーディネーター /ITエンジニアとして働きながら本格的に料理の勉強を始め、退社後に独立する。 現在は書籍、雑誌、企業のレシピ開発、フードスタイリングを中心に活動中。

「最近のお昼はワンプレートが多いねって、息子からも夫からも言われたんです」

 人気料理家でも、在宅で仕事をしながら家族に1日3食の料理を作る大変さは変わらないはずなのに、Zoom越しに見える笑顔には疲れなどみじんも感じさせません。

 料理家の仕事は体力勝負。「5日間で炊き込みご飯のレシピを40作ってください」なんてハードな依頼が日々続くそう。毎日の買い物・試作・試食数・水仕事に割く時間を考えると軽くめまいがします。でも、そのような仕事をしてきた星野さんだからこそ、今をもう少し楽に乗り切るすべを身に付けているようです。

「日々の料理負担を軽減するために、作り置きはほとんどしません。メニューを決めて作るよりも、冷蔵庫を開けて、あるものを組み合わせて適当に作る簡単な料理がほとんどです」

 でも、料理ができる人がいう「簡単」は得意ではない人にとって「全然簡単なんかじゃない…」なんてことも多々あり。ですが、星野さんのレシピの再現しやすさは本当にピカイチ!です(私も何冊もレシピ本を持っています)。

「私自身、面倒くさがりなので、これみじん切りにしなくても良いよね、と思ったら斜め切りのレシピに修正しますし、調味料の配合も、『レシピ本を閉じたときに思い出せるようなできるだけキリの良い数字』というのを意識して作っています。酒、しょうゆ、みりん大さじ1は覚えられても、途中に大さじ1と1/2なんて出てくるとわからなくなりますよね」