人は大切なことを最初に口に出すことに、心理的なハードルがあります。下図のように、相手の伝えてくる事実をつなぎ合わせて、足りない部分は仮説を立て、仮説検証のために質問をして、新たな事実を見つけていきます。これを繰り返していくことで、相手の状況が理解できるようになります。

 相手が言っていることだけで判断してしまうと、大切な事実を見落とすこともあるので、相手の状況を察知する力が必要なのです。

「顧客心理推察力」と「状況察知力」があれば
テレワークはうまくいく

 グローバル企業では、一度も会ったことのない上司とバーチャル(仮想)組織や実際に面識のないメンバーとプロジェクトを組むことがあります。国籍も文化も言語も違う相手といかに関係を築き、一つの目的を達成するために貢献する。それが仕事の成果に結びつくのです。

 うまくいくためには、相互理解が必要です。まずは「顧客心理推察力」「状況察知力」の2つを磨くことで、相手との心の距離感が縮まり、お互いの信頼関係につながります。そして、相手との信頼関係ができれば、仕事は効率的かつ効果的に進みます。

 離れているからこそ、できることがあるはずです。相手への配慮の一言が人のモチベーションに影響したり、不安の解消につながったりします。