新型コロナウイルス対策のロックダウン(都市封鎖)解除後に感染拡大が再燃するのを防ぐ方法を探っている科学者は、新たなアプローチに的を絞っている。「スーパー・スプレッディング(超拡散)」イベントの回避に注力することだ。その理論は次のようなものだ:マスク着用などの対策に加え、何百人もの参加者が数時間のうちに感染しかねない大規模イベントを禁止すれば、店舗や工場の営業を再開してもウイルス感染の広がりを対処可能なペースに抑えられるかもしれない。科学者らは、一部の国で医療崩壊まで引き起こした新型コロナ感染急拡大の主因となったのは、今年に入って行われた大型イベント――英国の競馬、米国とドイツの謝肉祭(カーニバル)、イタリアのサッカー試合――だと考えている。
コロナ封じ込め、鍵握る「超拡散イベント」の禁止
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