米大型バイクメーカーのハーレーダビッドソンは工場操業を今週再開するが、生産ペースを抑えて販売店向けに出荷するバイクの種類を減らし、長引く販売の落ち込みに歯止めをかけたい考えだ。米国にあるハーレーの組立工場と大半の販売店は、新型コロナウイルス対策のため3月に休業した。698店の米国販売店の多くが店舗再開の準備を進める中、ハーレーの製品販売責任者ベス・トリュート氏は今月販売店に対し、約7割の販売店に新車を出荷しない可能性が高いと伝えた。トリュート氏は、ウォール・ストリート・ジャーナル(WSJ)が確認した販売店宛てメモの中で「われわれはハーレーダビッドソンを世界で最も魅力のあるブランドの1つにすることを目指しており、これを当社の軌道修正と修復の機会と捉えている」と述べた。