これだけでゴルフの上達が倍速に!?新しい領域をマスターするまで100時間を節約する、シンプルなコツとは?写真はイメージです Photo:PIXTA

新しいジャンルの趣味や勉強を始めたものの、すぐ挫折してしまった経験はないだろうか。そんな人は、学び方を間違えていた可能性がある。最も高い効率でムダなくしっかりと基本を学ぶための「真似ぶ極意」を解説する。※本稿は、精神科医の樺沢紫苑『勉強脳』(サンマーク出版)の一部を抜粋・編集したものです。

「勉強しよう!」と思ったら
最初に何をすべきか

 まずは、「基本」を学ぶということです。守破離においても、学びの第一歩は「守」です。基本を守る。基本を徹底的に繰り返し学ぶ。師匠の動き、考え方、心の在り方を徹底的に「真似る」。

「学ぶ」の語源は、「真似ぶ」ともいわれますが、基本を徹底的に真似ることが、勉強の第一歩、最初のステップとなります。

 ではなぜ、基本を学ぶことが重要なのでしょう?それは、基本を徹底して学んだ人は、圧倒的に成長が速く、圧倒的に時間を節約できるからです。

 例えば、ゴルフを始める場合を考えてみましょう。誰からも習わずに我流で、100時間練習する人。1時間のプロの基本レッスンを3回受けてから、97時間自分で練習する人。同じ100時間の練習ですが、どちらの上達が速いでしょうか?

 答えは、いうまでもないでしょう。最初の数回だけでもプロのレッスンを受ければ基本を学ぶことができます。基本を理解したうえで、何度も打ちっぱなしに通って稽古をするのと、最初から全くの我流で練習するのとでは、上達スピードは何倍も違ってきます。