米国では大型小売店から地元レストラン、美容室にいたるまでが「新型コロナウイルス時代」を迎えて新たな経済の現実に直面している。営業再開は閉鎖と同じくらいに厳しいという現実だ。従業員と顧客のための安全対策コストの上昇に加え、需要抑制がいつまで続くか不透明の中、事業主は一段と狭められた収益性への道を進んでいる。何とか帳尻を合わせようと、サービスと人員を削減する動きもある。一方で、顧客に一部コストを転嫁するため、新型コロナ関連の料金を上乗せするなど、値上げに動く向きもある。