ビデオゲーム業界は今年、大きな試練に直面している。だが、ゲームソフト大手の中で少なくとも1社は、図らずもこの難局を様子見で乗り切る選択をしたようだ。米テイクツー・インタラクティブ・ソフトウエアは、20日に発表した第4四半期決算で、3カ月前は示唆に終わっていたことを正式に認めた。それは、今期(2021年3月期)は「新作発売が少ない」ということだ。つまり、「グランド・セフト・オート」や「レッド・デッド・リデンプション」、「バイオショック」といった同社を代表する大ヒット作に匹敵するような新作がないということだ。テイクツーは今後5年間の開発計画の中には93タイトルがあり、そのうち半分は既存シリーズ作品であることも明らかにした。
テイクツー、新作発売の端境期が「吉」と出るか
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