マッサージではダメ。なぜ?

「ストレッチなんてめんどうだ。マッサージのほうがラクでいい」という人もいるでしょう。

 しかし、マッサージは対症療法。症状を一時的におさえる薬のようなもの。マッサージによって血流がよくなれば、確かに張りや痛みは緩和され、体はラクになります。

 ただ、少し時間が経つと、またすぐに同じ箇所に張りや痛みが出るようになります。次のイラストを見てください。

座り仕事で「疲れやすい人」がやっている悪習慣

 一時的に血流がよくなっても、張りや痛みの原因である「骨格のゆがみ」や「硬くなった筋肉のケア不足問題」は解決していないため、マッサージ前の状態にすぐ戻ってしまいます。次のイラストを見てください。

座り仕事で「疲れやすい人」がやっている悪習慣

「疲れたらマッサージに行けばいい」という発想は捨ててください。やるべきはストレッチです。マッサージが対症療法なのに対し、ストレッチは「改善」。硬くなった筋肉をほぐし、柔らかくし、体質を改善します。

 ストレッチを実践すれば、今はカチコチの筋肉が徐々にほぐれ、「普通の体」をとり戻すことができます。さらに、「代謝があがる」「体がラクに動く」「自律神経が整う」といったストレッチのメリットもすぐ実感できるでしょう。

 リモートワークによる運動不足で、カチコチになった筋肉に効果抜群です。