ドイツ企業幹部らを乗せたチャーター機2機が近く中国に入る。新型コロナウイルス流行を受けた経済封鎖措置から対中ビジネスの再開を急ぐ外国企業に対しては、ドイツの中国復帰で圧力がかかりそうだ。在中国の米業界団体や日本の企業幹部らも、早期にビジネスを再開させたい意向を示している。中国政府は今週、独企業の幹部やその家族ら約500人をチャーター機2機で中国に戻ることを許可した。フランクフルト発天津行きの第1便は29日、フランクフルト発上海行きの第2便は6月3日にそれぞれ出発する予定だ。中国は今月に入り、韓国との間でもビジネス関連の人の往来を一部再開しており、経済活動の再開に加え、世界経済に自国を復帰させることに意欲を燃やしていることがうかがわれる。韓国政府との「迅速化」プログラムに続き、中国は同様にシンガポールとも必要不可欠な移動を再開する方向で協議を行っており、今週にも発表される可能性がある。事情に詳しい関係筋が明らかにした。
中国、独韓と経済交流を再開 他国にも圧力
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