「イマココ」で見直すキッチン収納(3)
食材は「迷子を作らない納め方」に変える

 “いざというときの備蓄”を含め、食材の保存量が増えているご家庭も多いかと思います。食材は、これまでに説明した調理器具と違って期限までに使い切る必要があります。無駄にしないためには「徹底的な見える化」がカギです。

●引き出し
 開ければ隅まで見えるので、比較的管理が楽だと言えますが、一方で、高さのある引き出しは、下の方に埋もれた食材が迷子になるケースも多いでしょう。

「高さを最大限に生かした“立てる収納”」を意識しましょう。上からすべて見えるように、引き出し内にケースを入れて区切れば、パスタなどの乾麺、のりや昆布などの乾物、カレールーなどの箱型のものなど、全て立てて納められます。

●棚
 調味料や缶詰が詰め込まれ、奥に埋もれたものがことごとく賞味期限切れになっている光景をよく見かけます。

「ケースを入れて奥のものまで1アクションで取り出せる」ようにするのはひとつの方法ですが、もうひとつ「高さの余白を大きめに取る」ことも意識するとよいでしょう。ケースを出さなくても奥にある調味料のビンが見える、手を入れて、奥にある缶も取れる、というくらいの高さの余裕を作ります。

 それだけで「あるかどうかわからなくてまた買ってきちゃった」という失敗がぐんと減るはずです。

 今回は、ウィズコロナの料理習慣を下支えする、キッチン収納の見直しのポイントを解説しました。

 もともと、暮らしは少しずつ変化するもの。引っ越して何年かたてば、キッチンだけでなく、家全体の使い方に見直しのタイミングが来るのは当たり前です。しかし、今回はかつてない急なタイミングで大きな変化を迫られ、どこのご家庭も大変混乱しています。

 こんなときこそ、外の情報に正解を求めるよりも、自分と家族の「イマココ」に合わせることが大切です。このコラムがみなさまのヒントになれば幸いです。

(家族の片づけコンサルタント sea(しー))